聖園女学院の「英語チャレンジ入試」に12名の受験生がチャレンジ
2026年2月2日(月)の午後、この日神奈川県内は朝から晴れわたり、おだやかな1日となりました。聖園女学院中学校の2日の午後は、「セレクト1科入試」と実施から3年目になる「英語チャレンジ入試」が行われました。今回は「英語チャレンジ入試」を取材させていただきました。〈取材・撮影・文/野尻幸義〉
集合時間
「英語チャレンジ入試」の集合時間は、15時50分もしくは18時10分どちらか選択できます。
受験生と保護者の方は来校すると、講堂に通されます。在校生の案内で座席を確保して、受験生は受験票を持って後方の受付に行きます。受付には受験生や保護者の方が体調不良になった際に対処できるよう、養護教諭と看護師が待機してくれています。
試験会場
今年の「英語チャレンジ入試」には、19名の出願(昨年11名)があり、12名(昨年9名)が受験しました。広報の鐵尾先生にお話を伺ったところ、中には、すでに同校の合格をもらっている受験生もいらっしゃったそうです。
「英語チャレンジ入試」は、1グループ2~3名で約20分間、ネイティブの先生とコミュニケーションを通して、表現力や主体的に活動に取り組む姿勢、そして英語への意欲を評価をする入試になります。
アナウンスを受けて試験会場へ向かいます。昨年までは図書室が試験会場でしたが、今年は特別教室(2教室)が試験会場に変更されました。受験生は15時50分の回、18時10分の回ともに6名でしたので、各回3名を1組として2組に分かれます。
試験前の準備
受験生たちが試験会場に入ると、2名のネイティブの先生と2名の試験監督の先生が温かく出迎えてくれます。そしてネイティブの先生から、英語でピンク色のビブスに貼られたネームシールに受験番号と名前を書くよう英語で伝えられ、受験生は渡されたマジックで記入します。
ここからすべて英語でのやりとりになりますが、聞き取れなかった場合やうまく話せない場合はネイティブの先生が優しくサポートしてくれます。
記入が終わると、そのビブスを着用して用意された椅子に座ります。
1 Self Introduction (自己紹介)
準備ができると、ネイティブの先生から「30秒程度で、自分の名前やどこから来たのかなど自己紹介をするように」と伝えられます。話す内容は、小学校で習う英語力で問題ないのですが、受験生たちは制限時間内に自己紹介ができるように話さなければなりません。
それでも受験生たちは1人ずつ順番に、自分がどこから来たのか、好きなものは何なのかなど流暢に話していました。
2 Skit (寸劇)
「Skit(寸劇)」は、受験生とネイティブの先生が、「Situation」と「Mission」に沿ってそれぞれ与えられた役割を演じます。まず受験生に「Situation&Mission」のカードが手渡されます。受験生は2分間で「Situation」と「Mission」を把握し、互いに1分間「Situation」を演じます。そして、ネイティブの先生がいるところへ行き、5分程度で「Mission」をクリアするという流れになります。
今年は、ハンバーガーショップで買い物をすることを演じました。ネイティブの先生はエプロンを付けて、納豆ソースを選べるような案内などユーモアを交えて受験生や試験監督をする先生をも笑わせていました。受験生たちも緊張がほぐれ、楽しそうに演じていたのが印象的でした。
3 Convesation(会話)
昨年は、単語(トピック)が書かれているカードを1枚ずつ引いてカードに記されたトピックについて自由に話す「Topic Cards(トピックカード)」でした。今年は、トピックが載ったメニューを見て、受験生同士で会話をする「convesation(会話)」に変更になりました。英語科主任の江藤幸代先生にお話しを伺ったところ、受験生の話す時間を増やしたいというねらいがあるそうです。
発表する受験生は自分の言葉で発表し、聞き手の受験生はそれに対してうなづいたりして相手の話を聞いていました。ネイティブの先生方も笑顔で見守っていてくれたので、受験生たちも楽しんでいるように見えました。
合格発表は21時30分
試験が終わると、受験生たちはネイティブの先生や試験監督の先生方に挨拶をして、保護者が待つ講堂へ帰っていきました。受験生たちははじめは緊張していましたが、先生方が笑顔で見守ってくれていたので笑顔で課題に向き合っていました。最後まであきらめずにやり切った受験生たちにエールを送りたいと思います。
合格発表は試験当日の21時30分です。先生方は試験が終わるとすぐに各自採点をした結果を話し合う合否判定にうつります。「英語チャレンジ入試」では英語を話すスキルというよりは、取り組む姿勢が問われる入試です。毎年少しずつ改変されている「英語チャレンジ入試」は、受験生がこの入試を楽しんでほしいという先生方の思いが伝わってきます。またそのような思いや受験生への接し方から、在校生がどのように6年間の学生生活をおくっているのか、垣間見える入試だと思います。
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